著者:ブラック太郎
柔道整復師・鍼灸師(国家資格)/NASMPES(米国認定)
整形外科クリニック・パーソナルジム・整骨院にて14年以上の臨床実績
この記事を読むと分かること
- ラットプルダウンをやるたびに腰が重くなる・痛くなる理由
- 毎回シート調整していないと腰に何が起きるか
- 肩甲骨の「たった1つの順番」で腰の代償動作が消える理由
- グリップ幅が広すぎると腰痛リスクが上がる仕組み
- 腰痛持ちでも今日から安全に引ける、セットアップの全手順
この記事の結論
ラットプルダウンで腰が痛くなる原因は、「シート未調整・肩甲骨のプレセット不足・上体の倒しすぎ」の3つがほぼすべてです。
広背筋ではなく腰の筋肉(脊柱起立筋)が代わりに働いている状態であり、種目が悪いのではなくセットアップが崩れているだけです。
この3点を順番に直せば、腰を使わずに引けるようになります。
ラットプルダウンで腰が痛くなる「本当の原因」

ラットプルダウンは背中(広背筋・僧帽筋・大円筋)を鍛えるマシン種目であり、腰にかかる圧迫負荷はデッドリフトやスクワットと比べると格段に低いです。
それでも腰痛を訴えるクライアントが一定数います。
14年の臨床で見てきた結論を先にお伝えします。
ラットプルダウンで腰が痛くなるのは「腰を使って引いているから」であり、広背筋で引けていないことが根本原因です。
腰を反らせているのは広背筋ではなく「セットアップの失敗」
広背筋は「肩関節の伸展・内転・内旋」を担う筋肉で、腰椎の動きとは直接関係しません。
しかし次の3つのセットアップミスが重なると、腰が代償動作として使われます。
- シートが高すぎる
太もものパッドが固定されず、体が浮いた状態でバーを引く - 上体を後ろに倒しすぎる
腰椎を伸展させながら引くことで腰に圧縮ストレスがかかる - 肩甲骨をプレセットしていない
肩がすくんだ状態から引くと、腰を反ることで動作を補おうとする
この3つを修正するだけで、ほとんどの場合は腰痛を解消できます。
腰痛を起こしやすいNGフォーム3パターン
腰痛を起こすNGフォーム3パターン
- 上体を過度に後傾させる
バーを鎖骨に引き付けようとして上体を45度以上後ろに倒す動作です。腰椎(腰の骨)の過伸展が続き、背骨の関節(椎間関節)・脊柱起立筋に過負荷がかかります。 - バーを「引く」のではなく「体を起こして当てに行く」
上体をお辞儀するように起こしながらバーを胸に当てにいく動作です。引いているのではなく体を前に倒してバーに近づけている状態で、広背筋ではなく脊柱起立筋がメインになります。 - 肩甲骨を先に下げずに引き始める
肩がすくんだ(肩甲骨が上がった)状態から引き始めると、腰を反って補わないとバーが下りてこない状態になります。
臨床14年で見てきた「腰を痛める人の共通パターン」

整骨院・パーソナルジムで見てきた経験から、ラットプルダウンで腰を繰り返し痛める方には明確な共通点があります。
パターン①デッドリフトをやめてラットプルダウンに切り替えたばかりの人
「腰が心配だからデッドリフトをやめてラットプルダウンに変えた」というクライアントが実際に複数来院しました。
背景にあるのは「ラットプルダウンは背中の種目だから腰は関係ない」という誤解です。
正しくは「正しいフォームであれば腰への負荷は低い」であり、セットアップが崩れた状態では腰を十分に使ってしまいます。種目の変更だけでは腰痛は解決しません。
パターン②「重量が伸びてきた頃」に腰痛が出る
ラットプルダウンを始めてしばらくは問題なく、重量が体重の50〜70%を超えてくる頃に腰痛を訴えるケースが多いです。
原因は単純です。
軽い重量では何とかなっていたセットアップの甘さが、負荷が増えると代償として腰に現れます。
重量を伸ばしたいなら、まずフォームの精度を上げる段階が必要です。
パターン③「引く」より「倒れる」で動いている
バーを下げるというより「上体を後ろに倒してバーを当てに行く」動作パターンです。
この場合、広背筋よりも脊柱起立筋がメインに働いており、見た目はラットプルダウンに見えますが実態は「背筋エクステンションの変形版」と言えます。
NASMPESの評価でいう「本来動くべきでない筋肉が優位になって正しい筋肉が抑制される状態」に相当します。
脊柱起立筋が優位で広背筋が抑制されている状態では、どれだけ引いても広背筋には効かず、腰だけが疲弊していきます。
ラットプルダウンで腰を守るシート調整とパッドの設定

ほとんどのジムで、ラットプルダウンマシンに座る前にシート調整をしない方を見かけます。
腰痛リスクの観点からいえば、これは大きな見落としです。
太もものパッドは「固定」ではなく「支点」として使う
太もものパッドの役割は「体が浮かないようにする支点を作ること」です。固定しすぎると骨盤の動きが制限され、腰が余計に反りやすくなります。
シート調整チェックポイント
パッドの高さの決め方
- 椅子に座り、膝を90度に曲げた状態で足を床につけます。
- パッドを下げて太ももの上面にぴったり接するところで止めます。
- 「少し押さえつけられる感覚」があればOKです。きつすぎると骨盤が固定されて逆に腰が反りやすくなります。
シートの高さの決め方
- 着席した状態でバーを真上に見上げたとき、バーが額のやや上にある高さが基準です。
- 高すぎると腕が伸び切った状態で引き始めることになり、肩甲骨が十分に動かせません。
シート高さのチェック:引いた時の肘角度で判断する
シート高さの最終確認は、実際に1回引いて動作の中でチェックします。
バーを引き下ろした終点(鎖骨〜上胸部の高さ)で肘が約90度〜110度に曲がっている状態が適切です。
これより肘が伸びていればシートが高すぎ、肘が過度に曲がりすぎていればシートが低すぎます。
臨床メモ(14年の現場から)
パーソナルジムで新規クライアントのラットプルダウンを確認すると、約7〜8割がシート高さを一度も調整したことがないと答えます。
「最初から設定されているまま使っている」という状態です。
機種によってデフォルト設定はバラバラなので、必ず毎回自分で合わせる習慣をつけてください。
肩甲骨の使い方が腰痛を決める:「下げる→引く」の順番

ラットプルダウンで最も重要な動作は、バーを引く前に肩甲骨を先にポジションに入れることです。
これを「プレセット」と呼びます。
肩をすくめたまま引くと腰が反るメカニズム
肩甲骨が挙上(肩がすくんだ状態)のままバーを掴んで引き始めると、広背筋が本来の動き(腕を引き下ろす方向)で力を発揮できなくなります。
結果として、腰椎を伸展させることで「体をバーに近づける」代償動作が生じ、これが腰痛の直接的なきっかけです。
腰が反る=「広背筋で引けていないサイン」と理解しておくと、フォームの自己修正がしやすくなります。
肩甲骨の「プレセット」手順:下制→内転の順番
肩甲骨周囲の筋肉を調べたEMG研究(DeMeyK,etal.,2010)では、肩甲骨を下げて寄せる動きが前鋸筋・僧帽筋下部を適切に働かせ、腕を動かすときの肩甲骨の安定を確保することが示されています。
このポジションを作らずに引き動作を行うと、肩甲骨周囲の筋肉が正しく機能しないまま動作が完了してしまう点に注意が必要です。
肩甲骨プレセットの手順(バーを掴む前に行う)
肩を耳から遠ざけるイメージで、両肩をゆっくり下に引き下ろします。「肩が落ちた」と感じる位置がスタートポジションです。
下げたままの状態から、背骨に向かって左右の肩甲骨を薄く寄せます。胸が自然に開く感覚があればOKです。
プレセット後にバーを握ります。握ってから肩甲骨を動かすと順番が逆になります。
胸骨が正面〜やや斜め上を向き、胸が張った状態になっていれば正しいポジションです。背中が「平ら」になっている状態はNGです。
臨床メモ(14年の現場から)
整骨院で腰痛を訴えて来院するジムトレーニング経験者の中に、「ラットプルダウンをやると翌日腰が痛い」というケースが少なくありません。
確認してみると、ほぼ全員が肩甲骨のプレセットをやっていません。
バーを握った瞬間から引き始めてしまうため、毎回腰を使って動作を完成させている状態です。
「まず肩甲骨を下げてから引く」この1点の修正だけで、来院が不要になったクライアントが複数います。
グリップ幅が腰痛リスクに直結する理由

グリップ幅は「好み」や「肩幅」で何となく決めている方が多いですが、腰痛の観点から見ると明確な基準があります。
広すぎるグリップが肩甲骨の可動域を奪う
グリップが肩幅の1.5倍を大きく超えてくると、次の問題が出てきます。
- 肩関節が過度に外転・外旋方向に引っ張られ、肩甲骨の下制・内転がしにくくなる
- 肩甲骨をプレセットできないまま引き始めることになり、結果として腰の代償動作が出る
- 肩の関節(肩甲上腕関節)への負担も増し、肩のインピンジメントリスクが高まる(腰だけの問題ではない)
腰に優しいグリップ幅の目安:肩幅の1〜1.5倍
この推奨はEMG研究にも裏付けがあります。AndersenV,etal.(2014)の検証では、ミディアムグリップ(肩幅〜1.5倍)が広背筋への刺激と関節負担のバランスとして最も優れていることが分かっています。ワイドグリップは表面上の重量感が増すものの、筋活動効率は下がりやすい傾向があります。
グリップ幅の基準
| グリップ幅 | 腰への影響 | 推奨度 |
|---|---|---|
| 肩幅以下(ナロー) | 肩甲骨は動かしやすいが広背筋への伸長が減ります | 腰痛時の代替としてあり |
| 肩幅〜1.5倍(ミディアム) | 広背筋の伸長と肩甲骨可動域のバランスが最良です | ✅ 推奨 |
| 肩幅1.5倍超(ワイド) | 肩甲骨が動かしにくく腰の代償が出やすくなります | ⚠️ 腰痛持ちは避けてください |
グリップの握り方はオーバーグリップ(順手)が基本です。
サムアラウンドグリップ(親指を巻き込む)で握ると手首が安定し、不要な力みが減ります。
腰を守る上体の傾きと胸郭のポジション

シート、肩甲骨、グリップが揃っていても、上体の傾きが崩れると腰痛リスクが残ります。
反り腰を作らない後傾角度:安全範囲は15〜20度まで
ラットプルダウンで上体をやや後傾させること自体は問題ない動作です。バーを体に引き付けるための自然な動きです。ただし、角度が過度になると腰椎への負担が急増します。
MartínezCabreraFI,etal.(2025)のEMG分析では、体幹の後傾角度が増すほど脊柱起立筋の活動が高まり、広背筋への相対的な負荷配分が変化することが確認されています。腰痛をお持ちの方がこの傾きを作り続けると、脊柱起立筋への疲労が蓄積し、腰痛を引き起こすリスクが高まります。
- 上体の後傾角度は垂直から約15〜20度が安全範囲
- 30度以上後ろに倒れると腰椎(腰の骨)の過伸展が始まる
- 上体を倒すのは「バーを引くため」ではなく「肘の軌道を安定させるため」であることを意識する
胸骨を立てたまま引くための腹圧の使い方
💡腹圧についてはID11(腹圧の教科書)で体系的に解説しています。
ここでは最小限のポイントのみ記載します。
ラットプルダウン中の腹圧の使い方(1点のみ)
息を軽く吸って止めた状態(ブレーシング)でバーを引きます。
「お腹を薄くする(ドローイン)」ではなく「お腹全体を360度膨らませるように固める」感覚が正しい使い方です。
詳しい呼吸法・ブレーシングの手順は→[腹圧(IAP)の教科書(ID11)]
腰痛持ちのためのラットプルダウン:セットアップ全手順
以上の要素を統合した、実際に使えるセットアップ手順を整理します。引き始めるまでの所要時間は慣れれば約30秒です。
Step1:椅子に座る前にシートとパッドを調整する
座る前に確認する2点
- シート高さ
着席した状態でバーが額のやや上にある高さに設定します。 - パッドの高さ
太もも上面にぴったり当たる位置に合わせます。きつすぎず、緩すぎずが目安です。
Step2:座ったら肩甲骨プレセット→グリップ→腹圧の順番
座ってからの準備(この順番を守る)
- 腰を軽く立てて骨盤をニュートラルに保ちます(過度に前傾・後傾させない)。
- 肩甲骨を「下げる→薄く寄せる」プレセットを行います。
- プレセットを保ったままバーをオーバーグリップで握ります(肩幅〜1.5倍)。
- 軽くブレーシング(お腹を固める)を入れます。
- 「肩がすくんでいないか」を確認してから引き始めます。
Step3:引くフェーズのチェックポイント3つ
- 肘を脇腹に向けて引く:「バーを下げる」より「肘を体側に向けて下ろす」イメージ
- 上体の後傾は15〜20度まで:それ以上倒れたと感じたら重量が重すぎるサイン
- バーは鎖骨〜上胸部で止める:顎・首まで引き下ろす必要はない
Step4:ストレッチ(戻す)フェーズで腰が落ちないために
多くの腰痛はバーを「戻すフェーズ」でも起きます。
腕が上がっていくにつれて肩甲骨が再び挙上しやすく、腰が反って腰の筋肉が余分に働きやすくなります。
- バーを戻す時も肩甲骨の下制を意識的に保つ(完全に脱力しない)
- 最上部(腕が伸び切る前)で一瞬止めて、肩甲骨の位置を確認してから次のレップに入る
- 「ゆっくり戻す(2〜3秒)」ことで制御しやすくなる
やめる基準と「重量を下げるサイン」
以下に1つでも当てはまったら即セットを止め、重量を下げてください
・引くたびに腰が「ジワッと張る」感覚がある
・上体が30度以上後ろに倒れないとバーを引ける気がしない
・肩甲骨を下げているつもりでも肩が毎回すくんでしまう
・引き終わりに腰椎が「カクッ」と過伸展する感覚がある
・セット後に腰が重だるくなる(翌日まで続く場合は完全休止)
重量を落とすことへの抵抗を感じるクライアントは多いですが、フォームが崩れる重量でのトレーニングは「腰痛の練習」になります。
正しい動作パターンを身体に覚えさせることが最優先です。
ラットプルダウンと腰痛:よくある質問(FAQ)

Q1.腰痛持ちでも、ラットプルダウンはやっていいですか?
A.基本的にはOKです。
ただし条件があります。
急性期(腰が今痛い状態)でなければ、ラットプルダウンは腰への圧迫負荷が低く、腰痛持ちでも取り組みやすい種目です。
ただし「セットアップが崩れると腰を使ってしまう」という前提があります。
この記事のシート調整・肩甲骨プレセット・グリップ幅の手順を守ることが条件です。
急性期の対応は→[筋トレで腰を痛めた直後の応急処置(ID7)]
Q2.重量はどのくらいから始めればいいですか?
A.「フォームを完全に維持できる重量」から始めます。
目安は体重の30〜40%程度から。10〜12回、全レップでシート調整・プレセット・腹圧のチェックポイントが守れる重量が適切です。
重量より動作の質を優先してください。
重量設定を含むジム全体のルーティンは→[腰痛予防ジムルーティン(ID19)]
Q3.フロントとビハインドネック(後ろに引く)、腰への負担はどちらが少ないですか?
A.フロントの方が腰への負担は少なく、推奨します。
CalatayudJ,etal.(2020)のHDEMG研究では、フロントラットプルダウンの方がビハインドネックよりも広背筋・僧帽筋への筋活動が安定して得られることが確認されています。
ビハインドネックは頸椎・肩関節への負担が大きく、上体の後傾を余計に必要とするため腰痛リスクが上がります。
腰痛がある場合はフロントのみを行ってください。
Q4.ラットプルダウンは毎日やってもいいですか?
A.毎日は推奨しません。週2〜3回が目安です。
広背筋の回復には48〜72時間が必要です。
腰痛がある状態では回復時間を長めにとることを優先してください。
休む日数の判断基準は→[腰痛時に筋トレを休む期間の目安(ID9)]
まとめ:ラットプルダウンで腰痛を防ぐ3原則
ラットプルダウンで腰痛を防ぐ3原則
- シート調整を毎回行う
パッドを太もも上面にフィット、シート高さは「バーが額の上」で設定します。ここを省略するとすべての修正が無意味になります。 - 肩甲骨を「先に下げてから」引く
プレセット(下制→内転)を引く前に完了させます。バーを握ってから肩甲骨を動かす順番では遅いです。 - 上体の後傾は15〜20度まで
それ以上倒れているなら重量が重すぎます。重量を落として正しい動作パターンを先に習得しましょう。
関連記事・次に読むべきページ
[腰痛予防ジムルーティンと全体の種目順(ID19)]←ラットプルダウンを組み込む「全体設計」はこちら
[腹圧(IAP)の教科書:ブレーシングの手順(ID11)]←セットアップで使う腹圧の体系的な解説
[ロードバイクで腰が痛い:背面強化とラットプルダウンの活用(ID33)]←前傾姿勢を支える背面強化としてのラットプルダウン
[筋トレで腰を痛めた直後の応急処置(ID7)]←今腰が痛い場合はまずこちら
本記事は柔道整復師・鍼灸師・NASMPESの資格を持つ著者が、14年以上の臨床経験に基づいて執筆しています。個別の症状については医療機関への受診を優先してください。
参考文献
- lat pull-downにおけるグリップ幅と筋活動(ミディアムグリップ推奨との整合)
Effects of grip width on muscle strength and activation in the lat pull-down (2014) / Andersen V, et al. / Journal of Strength and Conditioning Research /https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24662157/ - lat pull-down各バリエーションでの背部筋EMG(体幹傾斜と筋活動の違い)
Electromyographic Analysis of Back Muscle Activation During Lat Pull-Down Exercise Variants (2025) / Martínez-Cabrera FI, et al. / Journal of Human Kinetics / https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40981044/ あるいはオープンアクセス版:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12452428/ - フロント vs ビハインドネック・ラットプルダウンの筋活動比較(フロント推奨との整合)
High-density electromyography excitation in front versus back lat pull-down (2020) / Calatayud J, et al. / Journal of Human Kinetics /https://jhk.termedia.pl/pdf-185211-108331 - 肩甲骨周囲筋のEMGと運動制御(肩甲骨ポジション・プレセットの重要性の理論的裏付け)
ELECTROMYOGRAPHIC ACTIVITY OF SCAPULAR MUSCLES DURING EXERCISES FOR SCAPULAR REHABILITATION (2010) / De Mey K, et al. / North American Journal of Sports Physical Therapy /https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3230160/
